この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
half. ~Sweet blood~
第9章 生き方と、別れ…


ベットに横たわり首を締められたら。
あの暖かな手は、冷たく…震えていた。


「っ…かはっ、ぁ…」


「達希、笑っているのか?」


涙が浮かび、唾液が垂れる。
苦しいのに俺は笑っていた。

俺に跨がるご主人様は辛そうに手を緩める。離れた手は大きく振りかざされ、頬に衝撃を与えた。部屋に響く肌を叩く音…



「っぁ…っ…くふ…」


「痛くない?」


心配そうな表情とは逆に手は口と鼻を被い、苦しげに呼吸する事を制止した。


「んっ、んー…」


ご主人様は問う…


「どうされたいか言ってみなさい」


手を離され大きく息を吸い込み
震える声で懇願した。


「ハァ、ぁ…ご主人様の手で汚い俺を躾、傷つけてください」



「達希、君は本当に素直でいい子だ。そしてこんなにも淫乱だったなんて」



「ご…めん…なさい」



「いや、本当の君が知れて嬉しいよ」



辛そうに笑った顔は忘れない。
俺を救ってくれたんだ。
こんなにも墜ちた俺を愛してくれている。

普段は優しいお父さんが
夜になれば冷酷なご主人様に変わる。



俺は二つの幸せを白瀬さんに
与えられたんだ…




ここが俺が俺でいられる
本当の居場所だ。



/139ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ