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第5章 痴漢〜電車

後ろの痴漢の声がした方を振り向く。

『うわっ。』

『なに？』

『イケメン。』

『知ってる。』
私を痴漢していたのは、スーツの
イケメンだった。
こんなイケメンなら、女に不充する
はずないのに…。何故痴漢を？
ムズムズする身体と、沢山の疑問が
私の中を支配する。
それと同時に彼に目を奪われて
離せない自分。知りたい。
答えはもう出ていた。