この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
好きと言って
第2章 ふちは瀬になる
ハルト先輩のように紺のリクルートスーツを着ていた。
黒のローヒールはとても大人っぽく見えた。

「なんで先に行っちゃうの?一緒に食べようよ」

お盆を持ってこっちに近づいてくる綺麗な女性。

「チッ。麻子か」

レン先輩の小さな小さな一言で
この女性がハルト先輩の元カノだと分かった。

「他で食べろよ」

麻子さんに聞こえるように不機嫌な声でレン先輩は言う。

「レン。久しぶり。いいじゃない。一緒に食べても。
今、春人と同じ会社に説明会に行ってきたのよ。
会場でばったり会って。一緒に帰ってきたの」
「あっそ」

一緒だったんだ・・・
ビクッとする私をそっと見るレン先輩。

綺麗な女性だと思った。
とても大人で・・・・私とは正反対。

麻子さんは私ににっこりして「一緒に食べてもいいわよね?」と聞く。
私は・・・・
何て答えたらいいんでしょうか?

何も答えられないでいると、当たり前のようにハルト先輩の前に座った。

「今日の会社、どう思った?」
「いいと思うよ。若い人を引き上げようって会社の熱意がいいよな」
「あ。私もそれ感じた。3番目にスピーチした人が特に良かった」
「だよな。あの人良かったよな」

同じ席に座ってもこれじゃぁ、意味ないよ?ハルト先輩。

麻子さんが席に着いた途端に
今日の会社のイメージを話し出したら
ハルト先輩はそのまま就活の話にのめり込んだ。


/37ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ