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可愛いヒモの育て方。
第10章 目隠し

 麻人の慌てたような声。顔をあげ、私の気配を探ろうと必死だった。

「手錠。ほら、前一回使ったやつ」
「それは感触でわかるけど……。やだよ、外して友梨香さん!」

 麻人は体をよじり、拘束された手をどうにかしようと必死だった。だけど、ゲーセンで取ったクレーンゲームのちゃっちいやつとはいえ、簡単に外れるものではない。

「やだ」

 短く拒否の意を示す。
 そうして麻人の服越しに、胸をまさぐった。

「ん……っ」

 麻人の抵抗が弱まる。さっきから、私の体を触らすばかりで麻人の気持ちいいところにはほとんど触れていなかった。ずっと触って欲しかったはずだ。

「友梨香さんっ……」

 咎めるような口調だけど、語尾はかすれて甘かった。私は無言で服の中に手を入れて小さな粒を探し、しつこくそこを刺激した。
 麻人の息が再び上がり始める。体を丸め、必死にこらえようとしている姿が可愛い。

「気持ちいい?」

 もう片方の突起も、親指でつぶすようにして刺激する。汗ばんだ体が熱かった。

「あ、ん……っ」

 麻人は苦しげに首を振った。

「胸……ばっか」
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