この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第13章 口移し

「苦しい?」
「え?」

 問われて、自分の呼吸が普段よりもだいぶ速いことに気がついた。
 私は首を振った。別に苦しいわけじゃない。飲みすぎると脈拍が速くなるのか、息が上がるのはいつものことだった。

「水」
「だから起きないと……」

 さらに催促すると、麻人は呆れたようにそう言いかけ、ふいに口を閉じた。

「しょうがないなぁ」

 そう言って、コップの水を口に含んだ。私の水。麻人が飲んだ。
 麻人を見上げていると、麻人はそのまま私の唇に、口づけてきた。

「ふぅ……」

 冷たい水が口内に流れこんできて、渇いていた喉に染み渡る。ごくりと飲み干すと、麻人の唇はすぐに離れた。

「……もっと」
「まったく」

 そう呟きながらも、麻人はもう一口含み、再び口移しで飲ませてきた。飲み込みきれなかった雫が、口の端から零れる。
 麻人の唇は少し冷たくて、濡れていた。もっと。もっと欲しい。
 私は唇を離そうとする麻人の頭を抱きしめ、麻人の唇に舌を這わせた。唇についた水滴を舐めとるように、舌でちろちろと舐めまわす。

「ん……」
/292ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ