この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
曇り空
第10章 再会は突然に
「空の馬鹿!変態!馬鹿やろ・・・」
カシャ
私の言葉を遮るようにシャッター音が鳴る
あ
プリクラ撮ってたことすっかり忘れてたよ・・・
もう何もかも最悪っ
まあ予想どうり空はそんな私の姿を見て
思いきり吹き出していた
落書きをしている時
空の口から出るのは、私のひどい顔をしたピンプリの話
普段の私ならばここで馬鹿にしてくる空に苛立ちを覚え一喝するのに
この時の私は
空との
いわゆるチュープリの存在のせいで
叱る余裕なんてこれっぽっちもなかった________