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曇り空
第10章 再会は突然に
空との話が終わり
「じゃっそろそろ行こっ健人?」
愛奈という女は健人に腕を絡め
化粧でバサバサの目で健人を見つめ言った
その女はどうやら空との話によっぽど夢中だったのか私の存在に今気づいたようだ
当然涙を流す私を
驚いた目で見ている
「なっなになに!?健人知り合い?」
さっきから
黙りこくる健人
何も言わなくていい─────
早く・・・どこかに行って・・・
涙を止められない私は
目を瞑って俯くことしかできなかった
「ねー、健人誰なのこの女〜」
女は痺れを切らしまた健人に問いかける
「知らねーよこんな女」