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曇り空
第11章 嘘だと言って
気づけば夜はふけて
晴れ晴れしい朝になっていた
結局杏里は見つからず
俺は一旦家に帰り
仕事を何がなんでも休まない杏里を信じ
夜、club-princess-に足を運ぶことにした
「杏里さん指名で・・・」
いつものように
ボーイさんに話しかける
「杏里は・・・その・・・今日休みでして・・・」
休み・・・?
滅多に仕事を休まない杏里が・・・
「そう・・・ですか・・・」
杏里がいないならここにいても意味が無い
俺は仕方なく
club-princess-を後にした