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曇り空
第9章 強制連行
「杏里...行かないで?なんだか今日は杏里と凄く居たいんだ」
甘えるように肩に顔を埋め
強請ってくる空__
「うっ...うん...分かった」
まさか抱き締められるとは思わなかった私は
頭ではダメと赤信号を出しているのに
結局口が先走り
空の誘いを受けてしまった
なんだろう
すごく...心地いい...______
空のつけているシトラス系の香水
その香りのせい...?
ううん...違う
久しぶりに
男の人に心から求められた気がしたから____
私は目を瞑り
空の背中にそっと手を回した_______