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第5章 身体検査

「まず、千弦様のお体をチェックする理由といたしましては、『千弦様の成長の度合いを確認すること』『千弦様が健康であることの確認』『千弦様の健康に必要なものごとの推測』『千弦様が元気な子供を授かることができるかの確認』となります。」

「ほぉ...。」

「それに従った確認事項が約100個ほどございますので、お嬢様が学校に通われる中、チェックを全て同一人物で済ませる為に毎日一緒に過ごしている執事が少しずつ数日間に渡って行うのです。」

「なるほど...。」

「つまり、今日から1～2週間に渡って、千弦様が夕食と宿題を済ませたあとに、私が千弦様のお体をチェックすることになります。」

「はぁ。」

「千弦様のお体を考えまして、12時には済ませるようにいたしますが、千弦様の御要望次第では時間が延びることも考えられます。」

「私の要望？」

「はい。例えば、ひとつでも多くの確認事項を出来るだけ早く消化したい。などです。」

「ふーん。」

「他にも御要望がありますときにはいつでもおっしゃってくださいね。」

「うん。わかったわ。」

「それでは今日は簡単なものから済ませましょう。」

「はーい。」

「それではこちらにお着替え下さい。」


そう言って翔は私にビキニを渡した。