パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 身体検査

(恥ずかしい...。)

「千弦様、折角お持ちしたのにお着替えになられないのですか？」

「へっ！あの...そのぉー...。...着替えます。」


それでも私は動かなかった。

というよりこの状況で着替えられる訳がない。


「千弦様…？」

「翔。着替えるから出て行って。」

「これは失礼致しました。着替えが終わられましたらお呼び下さい。朝食をお持ち致します。それでは。」


こうしてやっと翔は出て行った。


翔は出ていったものの、なんとなく布団の中でササッと下着だけをとりあえず着た。

そして布団から出て、部屋着に袖を通した。

今日は土曜日。学校に行かなくていいのだから。


ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ


着替えが終わったので、翔を呼んだ。


ｺﾝｺﾝ


「お呼びでしょうか？」

「着替え終わったから朝食を。」

「かしこまりました。」


来ると同時に廊下に持ってきていたのであろう朝食を翔は部屋の中の机に並べた。


「こちらで以上でございます。」

「ありがとう。いただきます。」


今日は洋風で、パンとスープとちょっとしたおかずだった。

私はパンをちぎりながら翔に聞いた。


「今日の予定は？」

「今日は特になにもないので御自由にお過ごしください。ただ、身体検査の最終日となります。今日の身体検査は時間が少しかかりますので、少し早くに始めたいのですが、よろしいでしょうか？」

「構わないわ。何時頃になるの？」

「私の希望といたしましては20:00頃から始めたいと思っております。」

「いいわ。それまでには部屋にいるようにする。」

「夕食も早めで18:00頃にご用意致しますのでその頃にはダイニングにいらしてください。」

「わかった。」

「あと、今日の身体検査の都合で、お風呂は身体検査の直前に入って頂けるとよいのですが...。」

「...？分かったゎ。ご飯食べたら入ります。」

「よろしくお願い致します。それではお皿をお下げ致します。」


話の間に私はご飯を食べ終わり、翔はお皿を片付け、部屋から出ていった。