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うちの執事は完璧です
第1章 うちの執事は完璧です。
「それでは、10時にお部屋に伺いますので、宿題は済ませておいて下さいね。」

「わかったわ。ご馳走様。」


そして、私は宿題をしに自分の部屋へと向かった。




ーーーーーーーーーーーー



「ふぅーっ。終わったぁー。」


疲れた。量があるわけではないが、私はついつい濃くしてしまうので時間がかかる。


「まだ9時半か。約束に間に合って良かった。」


コンコン


「はーい」

「千弦様、休憩にとお茶をお持ちしました。」

「ありがとう。翔。でももう終わったわよ?」

「そうでしたか。少し遅かったですね。残念です。」

「でも折角淹れてきてくれたし、頂くわ。」

「どうぞ。千弦様。アールグレイでございます。」

「いい香り...。」

「それではごゆっくりお飲み下さい。また10時頃に伺います。」

「分かったわ。」


翔にも仕事が山ほどある。私の都合で時間をずらすのはナンセンスだ。


「美味しい....。」


そうして、ゆっくりと紅茶を飲みながら10時になるまでを過ごした。
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