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第4章 title 濡れた女

「講義でてたね・・まぁ・・身を持って体感したからもういいか」

透矢の独り言の語りかけは続きます

「あのあと・・もしかして一人でシテた？」

透矢の声質が意地悪な含みを帯びました

私にはなんの話かわからないです

「あの日からの火照った体をどう持て余した？・・まさか橋本に手伝ってもらった？」

私はあまりの質問にお茶椀を落としそうになりました

震える私に、隣に掛けていた女生徒が心配そうに見てきました

「動揺しすぎ」

面白可笑しそうな笑いを混じっていいました

振り返ってお茶碗を投げつけてあげれたらどんなにスッキリするでしょう・・

絶対に出来ませんけど・・・

「今咲の乳首はどうなってるんだろうね？こっからじゃ見えないから・・もしかして興奮してたってる？・・・もしそうなら着物でたすかってるね」

私が下着を付けてないことを知っているかのような口ぶりに私の身体は何故かずくりと疼きました

あの日から体が信じられない程の疼きを覚えましたが、対処のしようがありませんでした

私・・・

必死に運動していましたのよ！？