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第6章 title 切ない渇望

明後日はどうしてもとお願いされた社交界に出席します


お父様の代役です


今までも有りましたが、あの場は本当に疲れます


橋本とメイド長は上機嫌でドレスを用意してますけど私の気分はちっともあがりません


透矢に会いたくて会いたくない

矛盾に苛まれます

「はぁ・・」


「本日５度目のため息にございますお嬢様」

「つかずにはいられないのですよ橋本」

「心苦しい限りですか、橋本ではお嬢様の憂さを晴らせませんね」


「ええ。そうね。これでいくの？」


「よくお似合いですよ？」

「はぁ」

「6度目にございます」