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第6章 title 切ない渇望

パンっと乾いた空に響いた音

彼の頬に平手打ちをしましたが、余裕の笑で私をみています

私の掌が衝撃に少し痛みました


「思い通りにはなりませんわ」


「それはどうでしょう？」


醜悪な歪む顔を再度私に近づけてきました


頭をぐっと力を込めて固定してきました


抵抗の効かない力に悔しくなります


無理に重なった唇から何か流し込まれました