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主な君に逆らえない
第3章 甘いのはお好きですか?
何故忘れていたのでしょう

あんな衝撃的な出来事を・・

私の身体はきっと壊れて動かなくなってしまったのだわ・・

私彼を恨んで、このまま寝たきりで一生を終えるのですわ

ぼうっと打ちひしがれていましたら、ぐぅーっとお腹がなりました

大きくため息を付きました

「お引き取りください!!」

何やら表が騒がしい気がします

橋本らしき声が響いてドンドン近づいてくるようです

ガチャっバンっ

扉を開け放つ、大きな音が聞こえました

「いつまで寝てんだよ」

聞き覚えのある声にびっくりして、扉を見ました

橋本が息を切らせて彼の側で立っています

「お引き取りください!!お嬢様の体はまだ起き上がれる状態ではございません!」

橋本が頭を下げて彼を引き留める

橋本を一瞥した冷たい目で見据えると

無視して、大股で私の部屋に入りあっという間にベッドへとたどり着きました

「体うごかねーの?ふぅん。じゃあ連れ出すまでだ」

私の体に掛けられていた掛け布団をはぎ取り、ネグリジェの私を見ると

ネグリジェの裾を持ち上げ簡単に私の身から引き抜きました

ショーツのみの私にひやっと冷たい、さらさらとした質感の物が脚から通されました

首に腕を回し、だるい私の身体を起こすと軽々と肩に乗せ、上半身へシルク素材のドレスを引き上げ通していきました

ブラジャーを身につけていない私の乳房が鳥肌と一緒につんと中央部が隆起して、ドレスの胸元で形を露にしていてとても恥ずかしいです

赤いドレスのホルターについてる金具をパチンと留めるとスタスタと何事もなかったかのように私を担いだまま部屋を出ていきます

「お嬢様!」

橋本が大股で歩く彼について来ます

私は状況を飲み込むのに必死で、痛む身体と彼の身体の熱に混乱しっぱなしです
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