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第1章 1頁目 神住、来たる

私立桐島高校。

そこは不良やカースト制度が支配したカオスとなっていた。

ある日そこに神住蛇紅が配属された。

「神住蛇紅です。よろしくお願いします」

職員室で神住が挨拶をする。

疲れきった顔の教師たちはただ頷くばかり。

「神住先生には3年X組の担任になってもらいます」

「はい！ 喜んで！！」

その時、ひそひそと教師たちが話し出す。

「X組か……」

「一番ヤバいところだよな……」

「また1人犠牲に……」

お決まりのシーンをやったところで神住は副担の『天音 咲』に連れられていく。

「ここがX組です。あとはよろしくお願いします」

「ちょちょちょっと！ どこ行くんですか？」

「職員室に戻ります」

「えぇ？ 俺を紹介する人がいなくなりますよ」

「自分でやってください……では」

そそくさと戻っていく天音。

神住は困ったように頭を掻く。

「美人なのにぶっきらぼうな人だな……まあいいや」

神住はドアを開け、入室した。