この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒舌
第7章 テイクアウト
「合コンなんか行って、どこの馬の骨かもわからない奴に横取りされるとか。ありえないよね?ずっとアタックしてる俺の立場がない」
「えぇと……」
「ただお茶して帰ってくるとかまさか思ってないよね?合コン、意味わかってる?」
……えぇと?
『わかってねえよな』
トビにまで言われて
私は完全孤立。
ただ
誘われたから
行くんですけど。
むしろ
香島さんとは
何でもないという
身の潔白を証明する意味で?
私が
考えていることが
だいたい
表情から読めたのか
香島さんは
白い目で見てきた。
「本気で犯してあげようか」
「冗談でもやめてください。セクハラで訴えますよ」
「だってさ、琴美ちゃんてその辺の認識がさ。……もしかして処女?」
きゃ!
なんで
そんなことわかるのっ!?