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毒舌
第8章 相談
ぐったりと
横たわったまま
余韻の中をさまよっていると
メール受信を知らせる
着信メロディが聞こえた。
『……香島か?』
(なんでよ)
私は
ムクリと
上体を起こして
携帯に手を伸ばす。
そういえば
香島さんのメアド
名刺に書いてもらったけど
一度もメールしてないし
向こうは
こっちのメアドも知らない。
(……まぁいいか)
わざわざ
こっちから
教える必要もないしね。
携帯を見ると
そこには見慣れた
幼なじみの名前があった。
「イッちゃんだ」
ウキウキしながら
メールを開いてしまう。