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第10章 琴美とおりょう

再び目を開くと

まさしく
一瞬で
丸裸に
されていたことに気付く。


トビの目に映る、

恥ずかしかった。


「こんな痩せた体でどこを喰えって？肉付きがよくて唯一旨そうなのはここか？」


口の悪さは
相変わらず、

でも
舌の動きは
裏腹に優しくて

体が震える。


「俺に喰われたいなら乳の一滴でも出してみろ」