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毒舌
第14章 変わらない日々のうつろい


「琴美ちゃん、」


その日は
朝礼のあと

香島さんが私を呼ぶから

飛び上がりそうになった。


このまま忘れていたい
平穏な日々に
不吉な影!


『過剰防衛だな』


「後でお茶持って来てもらえる?今日営業部のプチ会議するんだよね」

「プチ会議……ですか?」


おどけて言う
香島さんの真意が読めず
困惑してしまう。


「何人くらいでしょう」

「んー。八人かな」


営業マンさんは
もっとたくさんいるけど

会議は
そのうちの八人だけみたい。


「三十分くらい後でいいから」

「はぁい」


ひらひらと
大きな手のひらを振って
会議室に

他の何人かと入って行く
香島さんの背中が
見えなくなると、

いつからいたのか
お局様の森さんが
私の横で呟いた。


「これは見物ね」

「は?」

「彼、前のA支店でも営業成績の伸びない人たちにお説教してたみたいなの。勉強会っていうの?部長さんはたいへんねぇ」


森さんは
独り言みたいに言って
仕事に戻って行った。


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