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毒舌
第14章 変わらない日々のうつろい
皆に
お茶を配り終わって
退室してから
自分の仕事に戻る。
けど
なんかイマイチ
集中出来なかった。
……香島さん
意外と
本気で一途に
私のこと
想ってくれてるのかな。
なんか
胸の中がざわざわする。
『まあ、最初の印象からは意外とマシに見えては来たな』
(は……早く、他にもっといい人見つかるといいよね!)
私なんかじゃなくて。
もっと別の誰か。
『本人相手にそれを言ったらけっこう鬼だよな』
(ええっ!?)
『きっと香島ん中じゃ香島だけのセールスポイントが見えてんだろ?他の誰かじゃ塗り替えらんねえお前だけの』
簡単に
他の誰かを
好きにはならない理由が。