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毒舌
第18章 ないですよ。
『それがますます香島のハンター心を焚き付けてだな』
(えええっ?!)
『確実に仕留めるまでしつこくしつこく……』
(いやぁああっ!どうしたらいいのっ)
内心
真っ青になって焦る
私には気付かず
香島さんは
掴んで離さない私の手を
じっと見て言った。
「好きすぎて死にそう」
「っ大袈裟な!?」
『さすが鬼だな。ミもフタもねえ』
咄嗟に出た言葉を
トビに突っ込まれ
私は赤面した、
ていうか
私は鬼で確定なのね。
「俺、わりとマジだから。別に大袈裟じゃないし」
「す、すいません……」
茶化したつもりも
なかったんですが
私のせいで
変な空気になって
なんかすいません。