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毒舌
第20章 初恋
「とととと、トビ?!」
「あぁ?うっせえよ。無理矢理俺様を引きずり出したんだからこのくらいさせろ」
軽く睨まれて
ドキドキが止まらない。
ていうか
トビが
おりょうでもない私に
欲情してるとか
びっくりすぎて
信じらんない!
「ひゃあぅっ」
谷間を舐められ
ゾゾゾ、と快感に襲われた時
本物のトビの実体が
本当に
ここにいるんだと思った。
「辛抱強く我慢してやったのにお前ぶち壊しだぞ?」
「や、……何のこと?」
全身を巡る血が
沸騰しそう。
恥ずかしすぎて
私爆発しちゃうかも。
「時間がねぇ。とりあえず上に戻るからしがみついてろ」
トビは
そう言うと
街灯に掴まっていた
腕一本の力で
上空へまた
ジャンプした。