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毒舌
第26章 キャパシティ


だいたい
トビが何か言うたび

ゾクゾクして仕方ない。


(トビの……せいだよ)

こんなに感じてしまうのは
全部全部トビのせい。


押さえていた手を
香島さんがようやく離し

両手で
胸をゆっくり捏ねる。


さっきまで
舐められていたところは
冷たい空気に触れた。


私は
トロンとした目で
香島さんを見つめたまま

両手が自由になっても
抵抗すらする気にならない。


そんな私を見てから
香島さんが
耳元で囁く。


「下も。気持ちよくしてあげようか?」


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