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毒舌
第40章 溢れ話
「本当は山田部長の話もあったんですっ」コトミ
「誰だ?」トビ
「香島さんが来る前に営業部の部長だったひと」コトミ
「ああ。あの体調不良のおっさんな」トビ
「悪い妖怪に取り憑かれている山田部長を助ける話だったのよ」コトミ
「それ、エロい話になんのかよ」トビ
「まったくならなかったわ。むしろ良い子に人気の妖怪ウ○ッチみたいな内容ね。健全☆」コトミ
「じゃあボツになるのは仕方ない」トビ
「逆にえっちすぎてボツになったのは森 佐和子さんの話ね」コトミ
「お局OLか」トビ
「彼女の親戚が営む神社にはたくさんの妖怪が閉じ込められていて、トビもお祓いされそうになるの」コトミ
「は。笑えねえ」トビ
「それで私は妖怪が取り憑いてる犬に襲われたり」コトミ
「ぜんぜんアウト」トビ
「トビの自由を奪うくらいの神格の神様を奉ってる神社なら有名なとこになりそうだもんね」コトミ