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毒舌
第7章 テイクアウト


『お前の体はちゃんと俺を覚えてる』

(???……なんのこと?)


トビが黙っているよりは
喋ってくれるほうがいい。

でも

意味がわからない。


『さっきの感覚、』

(!)


咄嗟に
唇に手をあてた。


(アレって……やっぱりトビの……?)

(でもトビは私に触れられないって言ったじゃない)


困惑していると
トビの投げやりな声がした。


『俺にまだ妖怪の実体があった頃の、おりょう――つまりお前の前世の記憶だ』


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