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毒舌
第7章 テイクアウト


鏡に映る
自分の火照った顔をみたら
ますます恥ずかしくなった。


それなのに
何度も何度も
感覚だけの記憶が
体に再現されて

意識は
とろけて消えそうになる。


「だいすき……トビ」

『……妖怪に惚れたっていいことなんかねえよ』


「どうして、そんなこというの……?」

『どうしてもこうしてもねぇだろ』


トビは
冷たく言ったけど

それでも
私はトビが好き。


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