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続・疼く…(2)主と麻以
第6章 夏調教…水
主は、無理なことはしないし、適度でやめる。大抵、懲罰以外は……


しゃくりあげて泣いている麻以に


『うるさい!黙れ!!』

麻以はビクッとして泣き止んだ。

網に入って滑稽な麻以は、浴槽のある、シャワールームへと連れて行かれた…

『座れ!』

正座の脚を何重にも縛られる。

葵と主で浴槽に入れられ、プールの水温ほどの水が蛇口から出てきた。

臍の辺りまで水を張り…

麻以は戦いた(おののいた)…

『御主人様!ごめんなさい!もう絶対言いません!ごめんなさい!許して下さい(号泣)!お願いですぅ…』

『だめだ!』
『鯉でなければ、生き物でなければいいのだろう?』
『反省しなさい!』

『許して…(泣)』


浴槽に、大量の氷が入れられた。

みるみる水温は下がり、麻以は、泣くことも、許しを請うことも出来ず、唇を震わせ、歯をカチカチと鳴らしている。


『麻以、以前、麻以に鬼と言われたことがあった。鬼を承知でしたのだから、それはいい。
しかし、私は、今日は鬼とか大嫌いなどと言われるほどのことはしていない。
麻以、少し甘やかしが過ぎたな。』


『ごっ、めっ、ん、なっ、さ、いっ…』


『旦那様、もういいのでは?』

『そうだな』

浴槽の詮が抜かれ、同時に、シャワーが麻以の身体にかけられた、低い温度から、ゆっくりとかけてくれる主の顔は、穏やかで、優しい主に戻っていた。


ちゃんと言おう、ごめんなさい って。



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