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衆人環視に濡れる姫刑事
第6章 キモオの店
「な…んだと?」

ポケットに戻しかけたタバコが、蒲生の手からポロリと落ちた。

「あの後、オヒメちゃんは事件の記憶を失ったらしいんだけどさ、一緒に人質になった客や銀行員の口から どうしたって洩れるだろ?一家は引っ越して、オヒメちゃんは母方の祖父母の養女になって名字を変えたんだ」

「お前、それを知っていて神崎にこんなことをさせんのか…?」

アダルトショップのオーナーであるキモオが、姫子のような素人美女のオナニーを自分だけが見て楽しむわけがない。
当然 録画して編集し、売り物にするだろう。




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