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執事とお嬢様の禁断の模様
第12章 未来へ





「孝博さんも…ちゃんと沙耶香サポートしてあげてね」

「…はい」




来てから挨拶しかしてない孝博さんに話し掛けると、
顔を赤くしながら返事をした。



孝博さんにこんなこと言うのも変だなぁ…



1人で含み笑いをする私。






クイッ…




服の裾が突っ張る感触が…




横を見ると、伊織が裾を引っ張っていたようだ。




伊織はにこにこ笑顔で私を見つめている。




「おかあちゃまっ、このひとだれ?」




まだまだ舌足らずな言葉で、一生懸命喋る伊織。



軽くかがんで、優しく微笑みかける。




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