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執事とお嬢様の禁断の模様
第3章 私を見て


「あなたのすべてが私を誘っていますよ。妃奈浬…。その表情も、声も、すべて……」


 妖艶な声でささやく秀一。


「…っ~!」


 顔が一気に熱くなるのがわかった。

 秀一は苦しげに顔を歪める。


「っ…さっきから…。あまり、締めつけないでください…ね」



 そんなこと言われたって…

 わかんないもん、と言いたくなったが取りあえずなんとなく言うのをやめた。



「…あの、秀一は…まだイってないん…だよね」

「? そうですが…」


 怪訝そうな顔の秀一。


「…えっとね…」


 私は恥ずかしいながらも勇気を出して誘ってみた。


「…動いて気持ちいいんだったら、動いて…いいよ?」

「っ…!」


 また顔が赤くなる秀一。



「…っ…それは…誘っているんですか?」

「…うん……」

「…妃奈浬の身体が辛くないのでしたら、やって差し上げるのですが……。
さっきとても、辛そうだったのでどうかと…」


 秀一はためらうように目をそらした。


 私の身体のこと、心配してくれてる…?

 私は嬉しくなって、秀一の顔を両手で挟んで微笑んだ。


「? 妃奈浬?」


秀一は驚いたようで視線を私のほうに戻した。


「心配してくれて、ありがとうね。嬉しい…。
身体はもう大丈夫だから…動いて?秀一に、気持ちよくなって欲しいの…」

「…っ…」


 秀一は少し迷っていたようだが、意を決したように目を伏せて


「かしこまりました…」


 とささやいた。


 と同時に、秀一は私の中をかき回すように腰を動かす。


ギチ…


「んっ…」


 確かにきついが、不思議とあまり痛くない。

 秀一は動きながら少し顔を歪めている。


ググ…


 そのとき、男根が先程よりも奥を刺激した。


「あっ…!!」


 予想外に気持ちよくて、思わず声が出てしまった。


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