この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
執事とお嬢様の禁断の模様
第5章 繋がらぬ想い



 ジリリリリリリリリ…



 頭の中でなにやら、うるさい音が鳴る。


 私はうっすら目を開けて、ぼぅっとその音を聞いた。


 なんだ、目覚ましの音か…



 私はおもむろに起き上がり、
目覚まし時計のアラームを止めた。



「ふぅ……」



 身体がだるい……


 床に就いたのはいつもより早かった
のに、まるで寝た気がしない。







<私達……別れよう>


「………」




 思い出してしまい、掌で顔を覆う。



 なぜ、妃奈浬はあんなことを言ったのか……





<っ…私、もう秀一の恋人としては、いられないのっ……>




「………」




 涙で濡れた、妃奈浬の顔。


 あまりにも痛々しくて、見ている私の胸が痛んだ。



 …妃奈浬の様子は、明らかにおかしかった。


 言われたときは、あまりに突然で考える暇もなかったが…




 心なしか、私を求めているように見えた。



 それが気のせいでは…ないといいのだが。



 しかし…これからずっと…
自由に触れられないのか……?




 それはかなり……辛い、な。



 耐えられるか、私……




 私は不安が募る中、ベッドから下りて仕度を始めた。





/366ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ