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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第15章 第一部第三話【戀月桜~こいつきざくら~】 すれ違い
 ハッと小紅は黒髪に手を触れた。そういえば、一昨日、京屋に仕上がったものを持参し、晴れ着を縫う布地と前回の仕立賃を貰った。その帰りに小さな小間物屋で銀細工の簪を買い求めたのである。飾り気はなく、先に小さな丸形の中に桜の花を透かし彫りにしたものがついている。あっさりとした意匠でいながら、華やかさと可愛らしさもあり、結構気に入っていた。
 栄佐は勘違いしている。小紅が口を開きかけた時、栄佐が覆い被せるように言った。
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