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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第15章 第一部第三話【戀月桜~こいつきざくら~】 すれ違い
「勘ぐり? そうさ、俺は嫉妬してる。お前が俺じゃない男と肩並べて歩くどころか、微笑みかけただけで、腸(はらわた)が煮えくり返って、その男を滅多切りにしてやりてえと思うくらいに、お前に惚れてるんだよ! みっともないと思いたければ思えば良い」
栄佐が小紅の手首を掴み上げた。
「どうやれば、お前は俺の気持ちを受け容れてくれる? 何をどうすれば、俺はお前の気持ちを手に入れられるんだ?」
栄佐が小紅の手首を掴み上げた。
「どうやれば、お前は俺の気持ちを受け容れてくれる? 何をどうすれば、俺はお前の気持ちを手に入れられるんだ?」