この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第16章 【戀月桜~つきこいざくら~】決着~安政六年四月五日宗徳寺
密輸は怖ろしい罪じゃ。まかり間違うたら、土佐藩までもが幕府にきついお咎めを受けることになる。ごうつくばりのおまんのせいで、可愛い息子がとばっちりを受けんように、せいぜい気を付けや」
土佐屋は震えながら幾度も頷いた。
「わ、判った。言うとおりにする。二度とこんなことはしないと約束する」
龍馬はついに刀を引っこめた。同時に土佐屋がその場にくずおれる。龍馬は最後にもう一度、とどめを刺すことも忘れなかった。
土佐屋は震えながら幾度も頷いた。
「わ、判った。言うとおりにする。二度とこんなことはしないと約束する」
龍馬はついに刀を引っこめた。同時に土佐屋がその場にくずおれる。龍馬は最後にもう一度、とどめを刺すことも忘れなかった。