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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第4章 【残り菊~小紅と碧天~】 流星
「もし間違ってたら、どうする? 見たところ、何でこんなボロ長屋に住むようになったのか、知りたいくらいのお嬢さまみたいだけど。仕事がなくて困っているのなら、あたしが良い仕事を紹介してやろうか? そうだね、あんたの言うことが正しければ、あたしがここで素っ裸になって踊ってやっても良い。でも、もし、あんたが間違っていたら、あんた、あたしの見世で働きな」
「おい、美桜。良い加減にしろ。この娘はどう見たって、素人だぞ。そんな初(うぶ)な娘に客を取れっていうのか?」
「おい、美桜。良い加減にしろ。この娘はどう見たって、素人だぞ。そんな初(うぶ)な娘に客を取れっていうのか?」