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一度だけ抱いて~花は蝶に誘われてひらく~
第4章 【残り菊~小紅と碧天~】 流星
「美桜の言い方は酷かったが、お前の方にも落ち度がねえとは言えないぜ。他人を非難するときはまず、ちゃんとした証拠を掴んでから非難するもんだ。ただ声を聞いただけで、俺と美桜がしっぽりやってたなんて言われりゃ、美桜が怒るのも無理はねえんだぞ」
小紅は声もなかった。あまりの恥ずかしさと申し訳なさに顔は紅くなっている。
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。私ったら、失礼なことを。美桜さん、ご気分を害されるようなことを申し上げて、失礼しました」
小紅は声もなかった。あまりの恥ずかしさと申し訳なさに顔は紅くなっている。
「ごめんなさい。本当にごめんなさい。私ったら、失礼なことを。美桜さん、ご気分を害されるようなことを申し上げて、失礼しました」