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碧竜の花嫁
第2章 少女と竜
次の日、ステラは沢山の果物を抱えていた。

「よいしょっ…」

まるでピクニックでも行くかの様な量に村人も驚いていた。

「おやおや、ステラ、どこかに行くのかい?」

日差しが強くなってきた6月の村は、川で水遊びをする子供達でいっぱいだ。

「アンナおばさん、パオロと一緒に行こうって約束してたの。」

アンナと呼ばれた初老の女性は茶色のフードを被っていた。
砂漠が近くにあり、日差しが強いこの地域は、暑さが深刻な為にフードを被らなければならないのだ。

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