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第1章 翔太センセ―いつだって元気よく！―

春休み中、先生達はほぼ毎日学校に来て、新年度の準備をする。
受け持ちクラスの掃除から、教科の準備、お便りに計画表、日誌など翔太も連日遅くまで学校で作業をする。

８時になると、大抵の先生は帰宅の準備に取りかかる。
が、もともとパソコンが余り得意ではない翔太は、なかなか終わらない。


そんな翔太に付き合い、毎日遅くまで教えてくれているのは、美雨センセだ。
美雨センセは優しい。
でも、何をするにもとってもキッチリしている。


｢美雨センセ、今日も遅くまで、本当にすみません…。｣

ここ数日で、翔太の声もスッカリボリュームダウン。
美雨に申し訳無さすぎて、顔も見れない。