この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
サイドストーリー
第11章 好きと言って①
レン先輩。
私、今年就職しました―――

4月1日に無事に入社して。
何も分からない状態のまま
必死で1カ月を過ごして。

GWでほっとしています。

今年のGWは暖かくて。
オープンカフェが気持ちいいですよ。

良く。
レン先輩とハルト先輩と、3人でお茶を飲みに行きましたよね。

いつもいつも、レン先輩は私たちの邪魔をして。
いつもいつも、レン先輩は人の頼んだものを1口欲しがって。
いつもいつも―――楽しかったですね。

私、あれから、少しは大人になりました。
レン先輩が私を突き放した気持ちも
あの頃よりは分かるようになりました。

でも、それでもやっぱり
レン先輩が好きですけど・・・・・

あぁ。気持ちがいいなぁ。
新緑がまぶしいです。

一緒に、この風の中、お茶を飲みたいなぁ。
ただ、隣にいたいのです。
ただ手を繋げる距離にいたいのです。

ただ・・・・
それだけなのです。

今でも大好き。

一緒にこの風の中で笑いあいたいです。

レン先輩。
レン先輩は今好きな人はいますか?

私は―――
今でもレン先輩が好きです。



色もなき心を人にそめしより うつろはむとは思ほえなくに

――あなた色に染まった私の心は 色あせることはないのです――
(古今集729 紀貫之)
/104ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ