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狂人、淫獣を作る
第3章 飼育
 「あの、ご主人様……」
 後藤はしばらく呆然としていたのか、そのリナの言葉が雷鳴のように飛び込んできた。
 我に返った後藤は、もう一度リナの瞳をしっかりと見た。
 「リナを縛って……いつもみたいに……たくさんっ、たくさんっ、鞭で叩いて欲しいですっ……!」
 リナが折檻を自分から懇願している。
 いや、折檻ではない。
 鞭を――
 責めを――
 被虐を――
 懇願しているのだ――
 ――リナ、お前に鞭打たれる悦びを刻み込んでやったのが誰なのか。
 ――それを忘れることは一生、ない。
 そして後藤は、リナを制服のまま縛り、淫具を取り付けて彼女の尻を何度も鞭打った。
 その日リナは、後藤の記憶にもないほどの数の絶頂に溺れた。
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