この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
俺の妹
第32章 真実を求めて
「すみません…」

安西は頭を下げた。

「お前、謝ってばっかだな」

笑って言うと

「違うんです……
俺………」

安西は頭を下げたまま動かない。
ポタポタと汗とは違う水滴が地面を濡らしていく。




「姉ちゃんと………血が繋がってないかもって……」

涙の混じる声は擦れていた。




俺はゆっくり近づいて頭をくしゃくしゃと撫でた。

「くっ……ふっ……

あんたの前でだけは泣きたくなかったのに……」

そのまま安西は膝をついて大声をあげて泣いた。





「安心しろ、俺は頭悪ぃから、すぐ忘れるよ」


泣き止むまで、俺はガードレールに腰掛けて
空を仰いで待った。
/382ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ