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彼女は思い通りにいかない
第5章 ~志織の金曜日~週末監禁
いつもの駅の改札口で大きな柱に凭れながら、私は遥斗さんを待っている。
今日は金曜日。
遥斗さんとエッチをする日だ。
たくさんのスーツ姿の人の中から遥斗さんを見付けた。
いつ見てもカッコいい。
友達は都合のいい女に自分からなるとか信じられないっていうけれど。
私からしたらエッチしてもらえるだけで信じられなかった。
ずっと小学生の時から好きだった人。
もちろん中学生や高校生の時にも別に好きな人はいたけれど、どこか遥斗さんに似ていたように思う。
お姉ちゃんに紹介する度にみんなお姉ちゃんのことを好きになっていったから、ずっと処女だったけど。
でもそのお陰で遥斗さんに初めてをもらってもらえたんだから感謝するべきだよね。
「待ったか?」
遥斗さんが私の頭を優しく撫でた。
大きな手のひらに長い指。
この手に撫でられると幸せな気持ちになれる。
「ううん。さっきまであそこにいる男の人と話してたから…」
私は少し離れた場所で別の女の人と話しているおじさんを遥斗さんに教えた。
途端に固まる遥斗さん。
「何の話した?」
「えっと……3万でどう?って聞かれたけど」
「ほー、なるほど3万ねえ…」
きょとんとする私をよそに遥斗さんの周りの空気がぴりぴりする。
「何が3万だったのかなあ…」
「志織、今から俺がたっぷり教えてやる」
痛いくらい手をぎゅっと握る遥斗さんに連れられながら、私は遥斗さんの家に入った。
今日は金曜日。
遥斗さんとエッチをする日だ。
たくさんのスーツ姿の人の中から遥斗さんを見付けた。
いつ見てもカッコいい。
友達は都合のいい女に自分からなるとか信じられないっていうけれど。
私からしたらエッチしてもらえるだけで信じられなかった。
ずっと小学生の時から好きだった人。
もちろん中学生や高校生の時にも別に好きな人はいたけれど、どこか遥斗さんに似ていたように思う。
お姉ちゃんに紹介する度にみんなお姉ちゃんのことを好きになっていったから、ずっと処女だったけど。
でもそのお陰で遥斗さんに初めてをもらってもらえたんだから感謝するべきだよね。
「待ったか?」
遥斗さんが私の頭を優しく撫でた。
大きな手のひらに長い指。
この手に撫でられると幸せな気持ちになれる。
「ううん。さっきまであそこにいる男の人と話してたから…」
私は少し離れた場所で別の女の人と話しているおじさんを遥斗さんに教えた。
途端に固まる遥斗さん。
「何の話した?」
「えっと……3万でどう?って聞かれたけど」
「ほー、なるほど3万ねえ…」
きょとんとする私をよそに遥斗さんの周りの空気がぴりぴりする。
「何が3万だったのかなあ…」
「志織、今から俺がたっぷり教えてやる」
痛いくらい手をぎゅっと握る遥斗さんに連れられながら、私は遥斗さんの家に入った。