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彼女は思い通りにいかない
第6章 目障りな男

ダメだ。
イラッとする。
それでなくても志織とエッチできなくなってイライラすんのに、他の男に手を引っ張られるところを見させられるなんて…
俺はさっきまで志織が凭れていた柱に寄りかかり、携帯を取り出した。
何回かのコール音の後、「何?私忙しいんだけど?」と香の不機嫌そうな声が聞こえてくる。
いやいや、不機嫌なら俺のが負けてないっつうの。
「志織が拉致られた」
「え!な、ど、どういうこと!?」
「とりあえず駅前の居酒屋で待ってるから」
「え、だ、そそそそんな悠長なこと言ってていいの!?」
やっぱ姉妹だな。
慌てたときの反応がなんか似てる。
俺はまだ何か叫んでいる香を無視して電話を切った。
これで5分もしたら香は現れるだろう。
俺は居酒屋に入り、ビールを頼むと大きなため息をついた。
イラッとする。
それでなくても志織とエッチできなくなってイライラすんのに、他の男に手を引っ張られるところを見させられるなんて…
俺はさっきまで志織が凭れていた柱に寄りかかり、携帯を取り出した。
何回かのコール音の後、「何?私忙しいんだけど?」と香の不機嫌そうな声が聞こえてくる。
いやいや、不機嫌なら俺のが負けてないっつうの。
「志織が拉致られた」
「え!な、ど、どういうこと!?」
「とりあえず駅前の居酒屋で待ってるから」
「え、だ、そそそそんな悠長なこと言ってていいの!?」
やっぱ姉妹だな。
慌てたときの反応がなんか似てる。
俺はまだ何か叫んでいる香を無視して電話を切った。
これで5分もしたら香は現れるだろう。
俺は居酒屋に入り、ビールを頼むと大きなため息をついた。

