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彼女は思い通りにいかない
第6章 目障りな男

「遥斗さ…ん…」
志織が泣き止んだのを見て体を離した。
「目、真っ赤だな」
「ホントにっ、ごめんなさい…っ」
「大丈夫だから。志織は心配しなくて大丈夫だから」
むしろそんなことくらいで会社が動くわけないだろ?
田中は志織がそれを信じてしまうのも計算して言ったんだろうけどな。
「会社はそんなにバカじゃないよ。安心していいから…」
「は、遥斗さん…っ」
「ん?どうした?」
志織の髪を撫でると、志織が途端に顔を赤くした。
もしかして外にずっといたから風邪でも引いたんだろうか。
おでこに手をあててみるけれど、熱はなさそうだ。
「あ、あの、嫌だったらごめんね…その、き、キス、してもいい?」
……え?
「や、やっぱりダメだよね!迷惑ばっかりかけてるのに、私何言っちゃってるんだろ。い、今のは忘れて…」
言い終わると同時に志織の唇を自分のと合わせた。
志織の的はずれな想いが堪らなく可愛い。
キスしていい?とかホント瞬殺なんだけど。
涙のせいなのか、志織の口の中は何だかちょっとしょっぱい気がする。
志織が泣き止んだのを見て体を離した。
「目、真っ赤だな」
「ホントにっ、ごめんなさい…っ」
「大丈夫だから。志織は心配しなくて大丈夫だから」
むしろそんなことくらいで会社が動くわけないだろ?
田中は志織がそれを信じてしまうのも計算して言ったんだろうけどな。
「会社はそんなにバカじゃないよ。安心していいから…」
「は、遥斗さん…っ」
「ん?どうした?」
志織の髪を撫でると、志織が途端に顔を赤くした。
もしかして外にずっといたから風邪でも引いたんだろうか。
おでこに手をあててみるけれど、熱はなさそうだ。
「あ、あの、嫌だったらごめんね…その、き、キス、してもいい?」
……え?
「や、やっぱりダメだよね!迷惑ばっかりかけてるのに、私何言っちゃってるんだろ。い、今のは忘れて…」
言い終わると同時に志織の唇を自分のと合わせた。
志織の的はずれな想いが堪らなく可愛い。
キスしていい?とかホント瞬殺なんだけど。
涙のせいなのか、志織の口の中は何だかちょっとしょっぱい気がする。

