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彼女は思い通りにいかない
第8章 私の気持ち~志織side~
「何で追いかけなかったの?」
「だって…もう頭ぐちゃぐちゃでわけわかんなかったんだもん」
「それ!志織の悪い癖だよ?待ってたって誰も助けてくれないからね?」
私は拓海のお説教に大学の食堂の机に額をつけてう~と唸った。
昨日遥斗さんが誤解した男の子は拓海で、そうそれは紛れもなく誤解だった。
そもそも私と拓海は友達だし、そこに恋愛感情なんか微塵もない。
友達はきゃーきゃー囃したてるけど、拓海は私のお姉ちゃんが好きなのだ。
しかも超がつくほど。
だから私と拓海がどうこうなることは絶対ない。
「僕なんて毎日好きってメールと電話で言ってるよ?」
「言い過ぎて嘘くさいってお姉ちゃんに言われてなかった?」
「……志織ってさ、見た目と違ってひどいよね」
「だって…もう頭ぐちゃぐちゃでわけわかんなかったんだもん」
「それ!志織の悪い癖だよ?待ってたって誰も助けてくれないからね?」
私は拓海のお説教に大学の食堂の机に額をつけてう~と唸った。
昨日遥斗さんが誤解した男の子は拓海で、そうそれは紛れもなく誤解だった。
そもそも私と拓海は友達だし、そこに恋愛感情なんか微塵もない。
友達はきゃーきゃー囃したてるけど、拓海は私のお姉ちゃんが好きなのだ。
しかも超がつくほど。
だから私と拓海がどうこうなることは絶対ない。
「僕なんて毎日好きってメールと電話で言ってるよ?」
「言い過ぎて嘘くさいってお姉ちゃんに言われてなかった?」
「……志織ってさ、見た目と違ってひどいよね」