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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第9章       

「ああ、そんなに、締め付けて。ほら、俺を見つめながら、可愛くイってごらん?」

「やぁっ そ、そん、なぁ……っ あ、ぁあん、ダ、ダメっ あ、イ……イっちゃ……っっ」

 熱心に顔を覗き込まれながら、あっという間に達してしまったヴィヴィ。

 快楽の残滓を拾い集める膣壁の蠢きに、ぽ~~と浸っていると、

「ふぁ……っ あ、だめぇ~~っ」

 背を丸くして乳房にしゃぶり付いてきた匠海に、甘い声を上げてしまう。

「ん~? ああ、美味しいな、ヴィクトリアのおっぱい」

 そう苛めながら、左右の白い膨らみを交互に食んでくる兄に、

「いゃんっ え、えっち……っ」

 妹は顔を赤らめながらも、拒絶することは無かったのだ。



 妹の清廉な表層をたっぷり堪能した兄は、

 ソファーに腰掛けたまま、下から突き上げてきた。

 その上で甘くよがり狂うヴィヴィに、興奮した匠海は、

 そのまま、ベッドへと場所を移し。

「はぁっ ああ、もう、限界……っ」

 黒いシーツに組み敷いた妹の痴態に、完全に箍が外れた兄は、

 妹が求めるままに、その最奥、溜めに溜め込んだ白濁を注ぎ込んだ。

「ヴィク、トリア……、ヴィクトリアっ ああ、好きだ……っ 大好きだよ」

「……――っっ」

 乱れた髪をも構わず、掌で両頬を包み込んでくる匠海の必死さに、

 それを受け止めるヴィヴィは、言葉にならず。

 その暖かで居心地の良い檻の中、必死に頷いていた。



 兄に見詰められるだけで 自分の全てが震え。

 触れられるだけで、身も心も簡単に 絆(ほだ)されてしまう。

 そんな単純過ぎる、浅はかな自分。

 それが今は、怖くて堪らなかった。

「………………っ」

 大きな瞳が、自分の行く末を見据える様に、細く歪む。



 だから

 この瞬間

 兄が私を捨てたならば

 私の心と躰は

 見るも無残

 ぺしゃんこに、潰れてしまうかも知れない――




 良い愛人 とは、

 ③経済的・ “精神的” に自立した女



 ――そう、自分で心に決めた癖に。


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