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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第14章        

 ソファーで抱かれた時より、膣内で感じる兄の分身は限界が近そうで。

 ドロドロに蕩けた妹の中に包み込まれて、大き目の唇からは吐精を堪える艶めかしい嘆息が零れ落ちる。

「いっぱい……」

「ん?」

「たくさん、して?」

 びくびくと震える陰茎を、わざとキュウと締め付ければ、

「ああ。ヴィクトリアの外も中も、たっぷり愛させてくれ」

 そう返してきた匠海は もう我慢の限界と言わんばかりに、性急にヴィヴィを貪り始めた。

「うぁ……、そんなに、締めたら、すぐ……っ」

「ぉに……ちゃ……っ ひゃん、ぁ、ぁあン……」

 角度を変え、深さを変え、妹を組み敷き、腰を打ち付ける兄。

 ヴィヴィは力の入らぬ両腕で首に縋り付きながら、深いところで幾度も雄の欲望を受け止める。


 だって

 結局 貴方が欲しているのは

 何もかも自由に出来る

 “言いなりの妹” なんでしょう――?



 27歳とまだまだ若く、しかも絶倫も甚だしい匠海が満足した頃には、時刻はとうに昼を回っていた。

「あぁ……、ぅ……ぁ……っ」

 妹の耳元で呻きながらサラサラな精液を注ぎ込んだ兄も、もう体力の限界だったのか。

 そのままぐったりと柔らかな躰の上に伸し掛かると、寝入ってしまったようだ。

 しんと静まり返った寝室。

 しばらくの間、男の下敷きになっていた女が、若干 重そうに身をよじれば。

 最後の一滴まで出し尽くして萎えた陰茎が、己の中からずるりと抜け落ちた。

 そして時を待たずして、尻をどろどろ伝い落ちていく生暖かい粘液。

「………………」

 シーツの上に水溜りを作った それが肌に張り付けば、不快なことこの上なかった。

 軽く眉間を寄せたヴィヴィは嘆息を零すと、何とかかんとか自分よりも遥かに体格の良い男の下から這い出した。

 昨夜に引き続き、今日も朝からコトに及んだからか。

 匠海は熟睡しきっているらしく、全く起きる気配は無い。

 こちらも抱かれ続けて全身に力が入らなかったが、それでも震える脚でベッドから降りたヴィヴィは、

 寝室に備わっているバスルームへと移動し、兄の体液が絡み付き 匂いの染みついた身体を、丹念にシャワーで清めていった。



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