この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第2部
第14章        

「ね。今度しよっか?」

 擽ったそうに瞳を細めながら続けた甘さを含む声音に、「ん? 何を?」と返す男の声も若干柔らかくなったが。

「3Pっていうの? お姉さんと」

「……――っ」

「お兄ちゃん、絶倫だもん。きっと楽しいんじゃないかな?」

 息を呑みこちらを凝視する兄を、薄い布越しに尻で刺激すれば、

 それは妹の指摘通り、早々に硬度を増していく。

「何、言って……」

「うふふ。お姉さんとお兄ちゃんのこと取り合うんだ」

「……お前……」

 戸惑いを宿す切れ長の瞳を覗き込みながら、細い両腕を伸ばしたヴィヴィ。

「で~~も~~。今は、ヴィヴィだけを見てくれなきゃ、やだよ?」

 兄の首の後ろで両指を組み愛らしく首を傾げて見せれば、男らしい咽喉仏がこくりと上下した。

「俺にはヴィクトリアしか見えてないよ」

「お姉さんとセックス出来なくて、溜まってるんでしょ?」

「………………」

 昨日と同じ言葉で昔の男を詰る女に、向けられる瞳は苦しそうで。

「お姉さん言ってたよ? 「こうなったら、女の子を授かるまで産み続けようかしらね?」って」

「……子供は2人までと決めている。もう、絶対にありあえない」

 ようやく絞り出されたのは、クリスマスにも聞いた覚えのある返し。

「そうなの? 2人とも若いんだから、少子化に貢献すべく沢山作ればいいのに」

 「ふふっ」と笑みながら一蹴したヴィヴィは、組んでいた指を解くと、

 手触りのいいシャツ越しに感じる兄の筋肉を辿り降り、裾から掌を忍び込ませる。

「私、協力してあげるよ。お姉さんと一緒にセックスしてあげる」

「―――っ」

/1163ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ